婚活悩み相談ブログ
結婚観のズレが浮き彫りになったとき
結婚相談所で「成婚退会」を果たしたものの、その後に破談してしまうケースは意外と多く、「え、ここで終わりじゃないの?」と驚かれることもあります。
成婚退会は“結婚に向けての真剣交際”が成立した証ではありますが、実はそれが本当のスタートでもあるのです。本記事では、実際に起きた破談の理由TOP10から、破談理由TOP3に絞って深掘りしながら、原因と対策をわかりやすく解説していきます。
成婚退会後によくある破談理由一覧
番号 | 破談理由 |
---|---|
1 | 結婚観のズレが表面化した |
2 | 金銭感覚の不一致 |
3 | 親や家族との相性・干渉 |
4 | 生活リズム・価値観の違い |
5 | 連絡頻度や温度差のギャップ |
6 | セックスレス・身体的相性 |
7 | 同棲してから気づく違和感 |
8 | 相手の嘘や隠し事の発覚 |
9 | 転勤・移住問題で揉めた |
10 | 結婚準備・式場決めで衝突 |
成婚退会後の破談理由で最も多く挙げられるのが、「結婚観のズレ」です。これは、いわば“人生設計の食い違い”とも言える重大な問題。交際期間中はお互いに歩み寄りができていたとしても、いざ「結婚する」と決まった瞬間から、具体的な現実が見え始め、価値観の相違が浮かび上がります。
たとえば「子どもは欲しい?」「共働きがいい?」「家計はどう分担する?」「実家との距離感は?」といったテーマは、交際中には深掘りされにくい一方で、結婚後の生活に直結する非常に重要な要素です。
中には、なんとなく「きっと価値観は似てるはず」と思い込んでいたが、実際に話してみると全く違った、というケースも少なくありません。
結婚相談所に最も多く在籍している30代にもなると、お互いがある程度「自分の人生観」を確立しており、それを変えるのが難しい状況にあります。だからこそ、結婚観の違いは妥協できる問題ではなく、すれ違いのまま関係が破綻してしまうリスクが高くなるのです。
以下は、実際によくある“ズレ”のテーマです。
どれも「人生をどう生きていくか」に関わるため、表面的な好みや趣味の違いとは比べものにならないほど深い話です。さらに厄介なのは、「ズレがあること」に気づくのが遅れるパターンが多い。なぜなら、交際中は結婚相談所の仕組みによってある程度の“お膳立て”があり、日常生活に即した話をする機会が意外と少ないからです。
成婚退会のタイミングでは、気持ちの盛り上がりや「ここまで来たから」という安心感があり、多少の違和感は見過ごされがちです。ですが、いざ結婚に向けた具体的な準備――住まいの選定、家計の管理、親への挨拶や両家顔合わせなど――が始まると、「こんなはずじゃなかった」と感じる瞬間が訪れます。
✅「彼女は転勤についていく気がなく、自分のキャリアを優先したいと言い出した」
✅「子どもは自然に任せると言っていたけれど、実は結婚後すぐにでも欲しいというプレッシャーをかけられた」
こうしたケースでは、どちらが悪いというよりも、価値観のすり合わせが不十分だったことが問題の本質です。
結婚観のズレによる破談を防ぐには、成婚退会前の段階で「現実的な生活観」をすり合わせておくことが極めて重要です。具体的には…
とくに、価値観の違いを感じたときに「まあ何とかなる」と流してしまうのは禁物です。一見些細なことでも、毎日の生活の中で繰り返されると、大きな不満や摩擦に育っていきます。

また、結婚相談所のサポート体制を活用することも有効です。カウンセラーに相談すれば、第三者視点で「ズレの深さ」を冷静に分析し、必要に応じて話し合いの場を設けてくれることもあります。
結婚観の違いがあっても、それをしっかり話し合える関係性であれば、破談にまでは至りません。問題は、話し合えないまま、どちらかが我慢するか、一方的に自分の価値観を押しつけてしまう構図です。
成婚退会はゴールではなく、“本当のスタート地点”。幸せな未来を築くためには、表面的な条件や印象だけでなく、内面の価値観にじっくり向き合う姿勢が求められます。あなたの結婚観は、しっかり言葉にできていますか?相手の人生観を尊重する準備はできていますか?――この機会に、ぜひ自分自身にも問いかけてみてください。
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金銭感覚の違いが想像以上に深かった
成婚退会後、いざ結婚生活を始める事で表面化するのが「金銭感覚のズレ」です。これも、成婚退会後に破談へ至るケースで非常に多い理由のひとつです。
交際期間中はデート費用やプレゼントのやりとり程度で済んでいたとしても、結婚が現実味を帯びてくると、家計管理、貯金の有無、借金の存在、日々の出費への価値観など、避けては通れない話題が次々に浮かび上がってきます。

そしてその過程で「この人と経済感覚が合わない」と気づくと、一気に不安が膨らんでしまうのです。金銭感覚の違いと言っても、単なる「ケチ」「浪費家」といったラベルでは済まない多様な側面があります。
たとえば以下のような事例がよく見受けられます。
✅収入に対して支出が多く、貯金を全くしていない人
✅収入の管理を自分でしたがるタイプと、任せたいタイプの衝突
✅お金の優先順位がまったく違う(例:旅行にはお金をかけたい派 vs 将来のために貯めたい派)
✅冠婚葬祭や親族への援助に対する考えの違い
いずれも、結婚後の家計に直結する重大な要素です。たとえ相手が高収入であっても、貯金ゼロだったり、借金を抱えていたりするなら、結婚生活の安心感とは程遠いものになってしまいます。
金銭感覚のズレは、結婚生活の「安心と信頼」に直結する問題です。日々の支出が想像以上にルーズだったり、逆に一円単位まで細かく管理されたりすると、相手に対して「信頼できない」「息が詰まる」と感じるようになります。
また、結婚においては“将来を一緒に築いていく”という目的があります。お金に対する価値観が違うと、目標設定(住宅購入、教育資金、老後の備えなど)がすれ違い、話し合いすら成立しにくくなるのです。
さらに厄介なのは、「お金の話」をしづらいと感じてしまうこと。交際中は特にそうですが、結婚後も遠慮して本音が言えず、ストレスだけが蓄積していき、最終的に破談という選択肢を選んでしまうカップルもいます。
- お金の話を“早い段階で”する
成婚前に「貯金はあるか?」「生活費はどう分担するか?」「家計は誰が管理するか?」といった現実的な話を必ずしておきましょう。タイミングが早いほど、価値観の違いに気づきやすくなります。 - “金銭感覚のすり合わせ”を目的にデートを設計する
高級レストランとファミレス、旅行と日帰りの小旅行、など費用に幅のあるデートをしてみると、お互いの価値観が自然と表れます。 - 共有資産管理のルールを事前に決めておく
財布を分けるか?共通口座を使うか?お小遣い制にするか?など、具体的に決めておくと「曖昧な不安」が減ります。
お金の価値観というのは、育ってきた家庭環境や過去の経験に深く根ざしているため、「どちらが正しい」という単純な問題ではありません。ただし、だからこそ、“歩み寄る姿勢”が重要です。
お金の話をするのが恥ずかしい、怖い、トラブルになりそう――そう思って黙っていると、問題は大きくなり、最終的に信頼関係を壊すことになってしまいます。
むしろ、「こんなふうに考えているけど、あなたはどう?」と柔らかく伝えることで、相手も心を開きやすくなります。結婚とは、お金の管理も含めた“チーム”であるという認識を共有できるかどうかが、成婚後の幸せな生活を左右する鍵になるのです。
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親族との関係性が大きな障害になった
成婚退会後に破談に至る最大の要因のひとつが、「親族との関係性」です。これは当人同士の問題ではなく、いわば“外圧”によって関係が壊れてしまうケース。
結婚は当事者同士の愛情だけで成り立つものではなく、両家の価値観や距離感、干渉の度合いも大きく影響してきます。
交際中はまったく問題なく、成婚退会に至るまで順調だったカップルが、両家顔合わせや結婚準備の段階で突如破局――。こうした事例は、驚くほど多く存在します。
よくある例としては以下のようなものがあります。
🔍 両家の家風や宗教観の違いにより親が強く反対した
🔍同居の提案や、介護の将来的義務を突然求められた
🔍親同士の会話がうまくいかず、感情的なすれ違いが発生した
🔍 結婚式の形式・予算・出席者の扱いなどで揉めた
本人同士がいくら納得していても、親の反対や干渉が続くと精神的に疲弊し、「もう無理だ」と感じるようになります。
親の存在は、当人にとっても「絶対的な味方」であり、長い人生を共にしてきた存在です。その親から「反対された」「歓迎されなかった」という事実は、無視できるものではありません。
また、女性の場合、「将来義実家とどう付き合っていくか?」という不安が付きまといます。結婚後に義両親との関係で苦労した友人や知人の話を聞いていると、慎重になるのは当然です。
一方で男性も、「親の介護」や「実家との距離感」を結婚前に決めておきたいと考えているケースが多く、相手がそこに理解を示さないと「この人とはやっていけない」と判断することもあります。
対策1:早い段階で親の価値観を知っておく
最も有効なのは、結婚を意識するようになった時点で、お互いに親の考え方や関係性を話しておくことです。

●同居や介護についての方針
●親の金銭感覚や援助の有無
●宗教や行事への参加意識
などを早期に共有しておくと、「そんなつもりじゃなかった」という衝突が避けられます。
対策2:両家顔合わせは第三者のサポートを受けることも検討
特に親が感情的になりやすい場合、結婚相談所のカウンセラーに顔合わせの段取りや進行をサポートしてもらうのも有効です。第三者の視点が入ることで、双方が冷静になれる場が作りやすくなります。
また、「両家が完全に同じ価値観である必要はない」ということを念頭に置き、お互いに歩み寄る姿勢が大切です。
対策3:「親の意見は参考、でも最終的には自分たちで決める」姿勢
どれだけ親が大切な存在であっても、「結婚後に本当に人生を共にしていく相手は誰なのか?」という問いには、明確な答えを持っていなければなりません。
結婚とは、人生のパートナーと築く長い未来への選択であり、そこに第三者の意見だけで左右されてしまうと、後になって「本当はどうしたかったのか」と悔やむことになりかねません。親の言葉に影響を受けすぎてしまい、大切なご縁を自ら手放してしまったとき、その後の心の痛みは想像以上に大きなものとなります。

とはいえ、親の意見を完全に無視して突き進むことも、また違った問題を生む可能性があります。親はあなたのことを誰よりも心配し、幸せを願っている存在です。
その思いを軽視してしまえば、後々の関係に亀裂が生じることもあるでしょう。だからこそ大切なのは、「親を思いやる気持ち」と「自分の人生を自分で選ぶ覚悟」、この両方を大切にすることです。

感情的に対立するのではなく、パートナーとしっかり向き合い、親の思いにも耳を傾けながら、どうすれば三者にとって納得のいく結論を出せるかを真摯に話し合う――それが、後悔のない結婚を実現するための第一歩なのです。
まとめ

以上、この記事では成婚退会後の破談について書かせて頂きました。
結婚相談所で成婚退会しても破談になるケースは、実は少なくありません。「価値観のすれ違い」「結婚後の生活設計の甘さ」「親族との関係性」など、交際中に見えにくかった課題が表面化することで、ふたりの未来が揺らいでしまうのです。
後悔しないためには、事前に不安要素を共有し、違いを受け入れ合う対話が何より大切です。そして、信頼できる相談所のサポートを受けながら、冷静に進めることが破談リスクを下げる近道です。

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