婚活悩み相談ブログ
「条件はいいのに受け入れられない…」婚活女性が抱える“言えない違和感”の正体とは?
「スペック的には申し分ない。でも、なぜか心が動かない」そんな感覚に悩まされたことはありませんか?婚活では、年収・学歴・職業・見た目といった「条件」で相手を見てしまいがちです。そして、これらの条件が平均以上の相手と出会えたにも関わらず、気持ちが乗らない自分に罪悪感を抱いてしまうことも…。
でも、婚活が長引いてしまう本当の理由は、条件の良し悪しではなく、“感情の違和感”や“生理的な拒否反応”にこそ潜んでいることが多いのです。

相手を悪く思っているわけでも、自分が理想高すぎるつもりもない。ただ、どこかでモヤっとする。誰にも言えない悩みだからこそ、自分を責めてしまったり、婚活疲れを引き起こす原因にもなります。
そこで今回は、多くの婚活ブログの悩みランキングに上がってくる定番の悩みと一味違った「婚活相手の条件は悪くないのに、どうしても受け入れられない…」というリアルな悩みをランキング形式で紹介します。
順位 | 悩み内容 | 主な課題 | 解決のヒント |
---|---|---|---|
1位 | 顔がタイプじゃない | 他人との比較がつらい | 内面を知る時間を取る・比較を減らす |
2位 | 体臭・口臭・ワキガ | 伝えにくい違和感 | 第三者に相談・体調や敏感さを軸に伝える |
3位 | 外見的特徴(ホクロ・薄毛など) | 清潔感と生理的感覚のギャップ | 好意が育つまで時間を取る・清潔感重視 |
4位 | セックスしたい気持ちが湧かない | 恋愛感情と性の不一致 | 無理をせず温度感が合う人と向き合う |
5位 | もっと条件のいい人がいる気がする | 理想と現実の乖離 | 条件より関係性に目を向ける |
友達にもカウンセラーにも相談しにくい“本音”に触れながら、なぜその悩みが起こるのか、どう向き合えばいいのか、具体的な対策とともにお伝えしていきます。
「私は婚活がうまくいかないタイプなのかも…」と感じている方も、自分の感覚を否定する必要はありません。まずは、誰もが感じている“ちょっとした違和感”に正直になるところから、一歩踏み出してみませんか?
第5位:顔がタイプじゃないけど、他に相手がいないから付き合っている
婚活をしていると、「条件は悪くないし、性格もいい。でも、どうしても顔がタイプじゃない…」という相手に出会うことがあります。そして、他に誰かがいるわけでもないからと付き合い始める。
そんな時、多くの人が直面するのが、「他人のパートナーが羨ましい」という感情です。
友人の彼氏・夫、街で見かける美男美女のカップル、自分のSNSに流れてくる幸せそうな写真──気づけば、「私もああいう相手と付き合いたかったな」と比較の思考が止まらなくなります。

この感情、実はかなり根深いもの。相手の人柄は悪くない。むしろ誠実だし、自分のことも大切にしてくれている…なのに心がついていかないのは、「恋愛の憧れ」と「現実のパートナーシップ」の間にあるギャップに引っ張られているからです。
恋愛において、顔が好みであることがすべてではないと、頭ではわかっていても、心が納得できない。これは誰にでも起こりうる感情です。
では、どうしてこのギャップがこんなにも苦しいのでしょうか?それは、「自分が理想とする恋愛像」が、今の現実と大きくずれてしまっているから。
そして、それを埋めるための「他人との比較」という行為が、さらに自分の現実を否定する方向へと向かわせてしまうのです。
本来、婚活は「結婚」という現実的なゴールに向けた活動であり、相手の内面や価値観、生活スタイルの一致などが重要視されるべきです。しかし、長年の恋愛観やメディアの影響、「せっかく結婚するなら理想の顔の人と」という無意識の刷り込みがあると、いざ相手と向き合ったときに「これでいいのか?」という迷いが生まれます。
さらに問題なのは、その迷いが“相手のせい”にすり替わりやすいこと。「相手の顔がタイプじゃないからときめかないんだ」「もっと自分に合う人がいるはずだ」と、現実から逃げたくなる瞬間が出てきます。

ここで大切なのは、「顔がタイプじゃない=一生好きになれない」わけではない、ということです。出会った時には「タイプじゃない」と思っていた相手でも、性格や仕草、気遣いの積み重ねを通じて、「この人、なんか好きかも」と心が変化していく経験もあるはずです。
恋愛感情は、“第一印象”だけで決まるものではありません。むしろ、時間をかけて築かれる関係の中で、「愛情の質」は大きく変わっていきます。だからこそ、「いまタイプじゃない」と感じる自分を否定せず、それと同時に「好きになる可能性もゼロではない」と信じることが大切なのです。
では、この悩みとどう向き合えばいいのでしょうか?最初の一歩は、「顔がタイプじゃない」という感情を“見て見ぬふりしないこと”です。自分がそう感じているなら、それは正直な感情。否定するのではなく、まず認めてあげること。
その上で、「この人といると落ち着くな」「私のことをちゃんと考えてくれてるな」と感じた瞬間があれば、それを一つ一つ意識して“積み重ね”として覚えておくことが有効です。

また、周囲との比較を減らす環境も整えていきましょう。SNSで他人のラブラブ投稿ばかりを目にする時間を減らす、恋愛ドラマや恋愛漫画など、視覚的に“美男美女”を刷り込まれるメディアを一時的に控えることも、自分の感情を安定させるのに役立ちます。
もしそれでも、相手の外見が気になって気持ちが沈んでしまう、デート中に無理していると感じるなら、関係を見直すタイミングかもしれません。
「恋愛感情は後からついてくる」といっても、全てのケースでそれが当てはまるわけではありません。自分の感情に正直になることと、今ある関係をどう扱うかは、決して矛盾しないのです。
最後に覚えておいてほしいのは、「好きになろうとする努力」は、自分の心を鍛える行為でもあるということ。結婚は一時のときめきではなく、長い人生を共にできる相手と出会えるかが全てです。
その相手が、「最初はタイプじゃなかったけど、今では心から信頼できる人」になれたなら、それこそが婚活の成功といえるのではないでしょうか。
第4位:「ニオイが無理…」でも言えない――沈黙が生む、心の距離
婚活中に密かに多くの人が抱える悩み、それが「匂い」の問題です。体臭、口臭、ワキガ、柔軟剤の香りの強さや整髪料の残り香──。
どれも“恋愛の空気”にじわりと影響を与えるのに、面と向かってはなかなか言い出せない。そんなデリケートな問題こそ、婚活における「感情の決壊」を引き起こす火種となりやすいのです。
あなたにも、こんな経験はないでしょうか?初対面の印象は良かったのに、いざ距離が縮まると、近くにいるときの体臭が気になって仕方がない。

話している最中にふと鼻をかすめる口臭に、無意識に顔をそむけてしまう。そして帰り道、「また会いたい」というメッセージをもらっても、なぜか返信する気持ちが湧いてこない…。
これは、生理的な感覚の問題であると同時に、心の中で「正直すぎる自分」と「相手を傷つけたくない自分」の葛藤が起きている証です。
ニオイの問題は、“言えない”からこそ厄介です。どんなに勇気を出しても、「口が臭いです」「体臭がキツイです」なんて伝え方は、よほどの信頼関係がなければできません。
しかも本人は気づいていないケースが大半。だからといって、我慢して付き合いを続けると、無理をしている自分にどんどん疲れてしまう。
この悩みの根本には、「生理的な違和感をどう扱うか?」という、非常に本質的なテーマがあります。
ニオイは、五感の中でもっとも本能に近い感覚。恋愛やセックス、親密さにおいて非常に大きな要素を占めます。だからこそ、見た目や性格以上に、「ニオイが合うかどうか」が、恋愛感情の有無に影響を与えてしまうのです。

一方で、自分の嗅覚だけで相手を否定することに、罪悪感を覚える人も多いでしょう。「性格もいいし、大切にしてくれてる。なのにニオイが気になるだけで断っていいのかな…」という悩みは、正直であるがゆえに苦しい選択です。
では、どう向き合えばよいのでしょうか?まず伝え方の前に、“伝える価値がある関係性か”を見極める必要があります。
すなわち、「これからもこの人と関係を築いていきたい」と思える相手であるかどうか。
もし、ニオイ以外に一緒にいて心地よさや安らぎを感じるなら、その関係を育てる価値は十分にあるはずです。そうであれば、少しずつ距離を縮めながら、相手に不快感を与えずに改善を促す工夫が必要になります。
たとえば、自分を主語にして話すこと。「最近、自分がニオイに敏感で」「ちょっと疲れてると香りに酔いやすくて…」という言い回しを使えば、相手を責めずに伝えることができます。
また、「一緒に使ってみない?」と、ナチュラルな香りのケアグッズをプレゼントするのもひとつの手。あくまで“おしゃれアイテム”や“気遣い”の文脈で渡せば、相手も深刻に受け止めすぎずに済みます。
ただ、どうしても直接伝えるのが難しいときには、結婚相談所などであればカウンセラー経由で伝えてもらうという選択肢もあります。仲人型相談所では、ニオイ・服装・態度など、当人にとって気づきにくい部分をプロがやんわり伝えてくれる体制が整っています。
そして、もうひとつ大切な視点があります。「あなた自身にも、気づいていない“匂い”があるかもしれない」ということです。
人は自分のニオイには鈍感です。誰もが無自覚なうちに、口臭、汗、服に染みついたにおい、香水の強さなどで相手に印象を与えている可能性があります。だからこそ、相手のニオイが気になるということは、同時に「自分も気をつけよう」という気づきに変えることができます。
婚活において、「本音で話し合えること」「フィードバックし合えること」は、パートナーとして不可欠な要素です。ニオイの問題をきっかけに関係が壊れてしまうこともあれば、正直な対話によって、より強くつながれることもあります。
そして忘れてはいけないのは、ニオイは改善可能な問題であるということです。性格や価値観と違って、生活習慣やケアアイテムの見直しで変えられる範囲が大きいのです。
それだけに、“ちゃんと向き合えば乗り越えられる悩み”でもあるのです。
「我慢するべき?」「伝えるべき?」――その選択は、相手との関係性と、あなた自身の気持ちの深さによって決まります。
でもどちらを選ぶにせよ、あなたの感じた違和感にフタをする必要はありません。「臭い」以外は問題がない相手であれば勇気をもって伝える事が、婚活において後悔しないための一番の近道です。
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第3位:「生理的に気になる外見」…自分を責めないためにできること
婚活では、条件や性格、価値観の一致が大切だとよく言われます。しかし現実には、どれだけ相性が良くても、どうしても目についてしまう“外見的な特徴”に心が引っかかることがあります。
たとえばホクロやイボ、歯並び、薄毛、顔のバランス、肌が汚い、髭が濃い、表情のクセ、笑い方。相手の努力ではどうにもならないような部分に、生理的な抵抗感を抱いてしまう──それは多くの婚活女性が密かに抱えている悩みです。

この悩みの厄介なところは、「相手に直接言えない」だけでなく、「こんなことで気になるなんて、自分が悪いのでは…?」と、自分を責めてしまうことにあります。
相手は誠実で、丁寧に接してくれて、自分のことを真剣に考えてくれている。それなのに、心の中で「どうしてもこの人の見た目に抵抗がある」と思ってしまう。
「そんな理由で断ったら、自分は薄情な人間なんじゃないか」
「こんなことで悩むくらいなら、婚活なんてしなければよかった」
――そんな自己否定のループに陥る人も少なくありません。
まず知っておいてほしいのは、こうした悩みは“誰もが持っている”ということです。テレビやSNS、広告などで「外見至上主義」が刷り込まれてきた現代において、無意識のうちに「美しさとはこうあるべき」という価値観ができあがっています。
その結果、自分では意識していなくても、相手の見た目に過敏に反応してしまうのです。しかし一方で、「外見的な第一印象」は、時間と経験によって変化することも多いのです。
たとえば、最初は気になっていた歯並びが、相手の笑顔の温かさや話し方の優しさによって、いつの間にか気にならなくなる。

あるいは、薄毛が気になっていたけれど、努力家な姿や真面目な姿勢に惹かれて、「むしろそこが親しみを感じるポイントになった」なんて話もよくあります。
つまり、外見的な特徴への違和感は、心の距離感が変われば薄れていく可能性があるのです。そのためには、「見た目だけに意識が集中しない環境づくり」が重要です。
たとえば、1〜2時間の短時間デートでお茶をするだけでは、どうしても第一印象が強く残ります。
それよりも、少し長めの時間を一緒に過ごしてみたり、相手の得意な趣味のフィールドで過ごすことで、「見た目以外の魅力」に自然と目が向くようになります。

また、外見の気になるポイントが改善可能な場合もあります。たとえば、歯並びに関しては、清潔感やケアの仕方で印象は変えられますし、服装や髪型、姿勢などの工夫で薄毛も目立ちにくくなることがあります。
もちろんそれを相手に直接言う必要はありませんが、婚活の中でフィードバックできる関係性を築けているかも、重要な判断材料になります。
一方で、「どれだけ時間をかけてもどうしても好きになれない」という場合も当然あります。
その時は、「外見が気になるのは悪いことではない」「自分の中の違和感を無視して無理に進めることが、相手にも失礼になる」という視点を持ちましょう。
無理に「気にならないフリ」をして関係を進めたとしても、結婚後に後悔や葛藤が膨らむことは避けられません。
恋愛と違い、結婚は長期的な生活の積み重ね。だからこそ、「小さな違和感を無視しないこと」が、結果的にお互いの幸せにつながるのです。
あなたが「外見が気になる」と悩んでいるとき、実は相手も同じように、あなたのどこかに違和感を感じているかもしれません。でも、それは“悪いこと”ではなく、お互いの心のセンサーが働いているということです。
その違和感をどう扱うか、どう向き合うかこそが、「本当に信頼できるパートナー」との関係を築く鍵になるのです。
第2位:「セックスしたいと思えない相手」との結婚はアリ?ナシ?
婚活が順調に進んでいるように見えても、ふと立ち止まってしまう瞬間があります。「この人、条件も悪くない。性格も優しい。でも…セックスしたいって思えない。」
そんな戸惑いを抱えたまま、結婚に進んでいいのだろうか?と悩む人は、実はとても多いのです。恋愛や結婚において、性の相性は非常に繊細なテーマです。
しかし日本社会において「セックス」という言葉はどこかタブー視されていて、オープンに語られる機会が少ない分、ひとりで悩みを抱えがちです。
そして、この問題が厄介なのは、表面的には“うまくいっているように見える関係”に、静かに違和感を積もらせてしまうことです。

まず前提として伝えておきたいのは、セックスしたいという気持ちが湧かないことは「異常」でも「冷たい」わけでもないということ。
性的欲求や感情の湧き方は人によって異なり、恋愛感情があっても性的欲求が湧かない「ノンセクシュアル」「グレイセクシュアル」といった傾向も、広く存在しています。
あなたの中で「この人のことは好き。でも、性の対象には見られない」という感情があるなら、それはあなたの感受性や生理的感覚に根ざした、ごく自然なものなのです。
とはいえ、婚活において“結婚後の性生活”を無視することもできません。結婚とは、日々の生活を共にするだけでなく、肉体的な関係を含めた「親密なパートナーシップ」を築く営みでもあります。
そのうえで「一生セックスしたいと思えないかもしれない相手」との結婚をどう考えるかは、慎重に向き合うべきテーマです。
この悩みには、いくつかのタイプがあります。
✅2.最初はときめきがあったが、デートを重ねるうちに気持ちが薄れたタイプ
✅3.好意や尊敬はあるのに、セックスという行為自体に気持ちが向かないタイプ
まず1や2に該当する場合、相手との“性の温度差”を見極めることが重要です。
相手が性的な接触を望んでおり、あなたがそれに応じられないと感じるなら、関係が継続したとしても、いずれどこかで心のズレが顕在化します。
もちろん、無理に合わせる必要はありません。性は義務ではないからです。ただし、「このままではいずれ苦しくなる可能性がある」ことを前提に、進展を考えるべきです。
一方で、3のように“性そのものに関心が薄い”タイプの場合は、相手も同様の感覚を持っているパートナーを探すほうが現実的です。
たとえば、セックスを最重要視していないタイプの男性や、過去のトラウマから積極的な性行為を避けたいと感じている人など、同じ温度感で向き合える相手となら、無理のない関係を築くことができます。
では、すでに出会っている相手に対して「セックスしたいと思えない」と感じた場合、どうすればいいのでしょうか?

まずは、恋愛感情が本当に育っているかを見直してみましょう。恋愛初期には、緊張や警戒心で性欲が表面化しづらいことがあります。また、恋愛経験が少ない場合は、感情と身体のリンクに時間がかかることも珍しくありません。
そのため、数回のデートで「なんか違う」と判断するのではなく、もう少し時間をかけて相手との信頼関係を築く中で、気持ちがどう変化していくかを見てみるのもひとつの方法です。
また、「セックス=ときめきがあって当然」という幻想に縛られていないかも見直してみてください。
メディアやSNSでは、ロマンチックな恋愛の中で自然に身体が結ばれるような描写が多く見られますが、現実の恋愛や結婚においては、そうした理想通りの展開ばかりではありません。
相手を思いやる気持ちや、安心感が土台になって、初めて身体を重ねる気持ちが湧くことも多いのです。それでも、どうしてもその気持ちが湧いてこない場合は、「性」を無理に受け入れる必要はありません。

あなたの違和感は、あなたの大切な感覚です。そしてその感覚に正直であることは、相手にとっても誠実な姿勢です。大切なのは、「結婚すれば気持ちが変わるかも」という期待に頼りすぎないこと。
性の感覚は一時的なものではなく、生活の中で継続的に関わってくるテーマです。だからこそ、「この相手となら、自然体の自分でいられる」と感じられることが、最も重要なポイントになります。
必ずしも、セックス=愛情の証明ではありません。性のあり方も、愛のあり方も、100人いれば100通り存在します。あなたが“しっくりくる形”を見つけられれば、それがベストな答えです。
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第1位:「もっと上がいる」と思うほど、今の幸せが遠ざかる
婚活が長引く女性の中には、ふとこんな感情が湧くことがあります。
「今の相手に大きな不満はない。でも、もっといい人が現れる気がする」
「この人が“私に夢中”になってくれればくれるほど、なぜか気持ちが冷めてしまう」
こうした感覚は決して珍しくありません。そしてこの気持ちは、多くの婚活経験者が“最も自分自身にガッカリした瞬間”として記憶に残すものでもあります。
相手は悪くない。むしろ、誠実で優しく、自分を大事にしてくれている…でも、心のどこかで、「もっと条件のいい人」「もっとビジュアルの好みな人」「もっと刺激のある恋愛」ができるかもしれない──そんな“理想の影”が離れない。

そして、その思いが強くなるほど、今目の前にいる人との関係を「妥協」だと感じてしまう。この思考が生まれる背景には、“選択肢の無限化”という現代特有の環境があります。
マッチングアプリ、結婚相談所、SNS、街コン…婚活のチャンスは過去になく広がっています。選択肢が多ければ多いほど、「もっと上がいるのでは」と期待するのは当然です。
しかし、これは同時に“満足できないループ”を生む大きな罠でもあります。常に「もっといい相手」が現れる前提で考えてしまうと、どんな相手にも100点満点は存在しなくなります。
出会う人すべてを“比較対象”として見るクセがつき、結果として「誰とも決められない」状態に陥ってしまうのです。これが、いわゆる“婚活沼”の正体です。
ここで大切なのは、「理想」と「幻想」を切り分けることです。理想とは、自分の人生にとって本当に必要な価値観や安心感を明確にしたもの。幻想とは、世間的な“幸せ像”や他人との比較から生まれる、根拠のない欲求です。

たとえば、「年収が高い人がいい」という願望があったとします。でも本当に大切なのは、“将来の生活を一緒に築ける安定性”なのか、“経済的な刺激をくれる贅沢さ”なのか?
後者であれば、それはあなたの不安や承認欲求を埋めるための幻想にすぎません。婚活では、「自分にとって何が本当に大切なのか」を見極めることが何より重要です。
優しさ?安心感?価値観の近さ?信頼?それらがきちんとあるのに、“他人と比較して条件が劣る”という理由で相手を手放すなら、それは幸せを遠ざけているのは他の誰でもなく、自分自身です。
そして、「相手が私に好意を持ってくれるほど気持ちが冷める」という現象には、もう一つ大きな原因があります。それは「承認欲求の依存」です。
相手に好かれている間は、「自分は価値がある」と感じられます。でもその満足が満たされた瞬間、「もうこの相手から得るものはない」と無意識に感じ、興味を失ってしまう。
つまり、“相手に愛されたい”というより、“誰かに追いかけられていたい”状態に陥っているのです。これを繰り返してしまうと、どれだけ素敵な相手と出会っても、必ず次の相手を求めてしまいます。
満たされることのない欲求を埋めようとすればするほど、心の空白は大きくなるばかりです。
では、どうすればこの思考の罠から抜け出せるのでしょうか?まず試してほしいのは、「今の相手との関係が、どれほど平穏で心地よいか」を言語化してみることです。
⚠ 話を最後まで聞いてくれる
⚠ 自分を尊重してくれる
⚠●自分らしくいられる
これらは、恋愛が“愛”に変わっていく過程でとても大事な土台になります。
次に、「もっと条件のいい人と付き合いたい」という気持ちが湧いたときには、「なぜそう思うのか?」を深掘りしてみてください。
本当にその条件が必要なのか?それとも、SNSや周囲の結婚報告に触れて焦っているだけなのか?感情の背景にある“自分の不安”を言語化することで、必要以上に幻想を追いかけることが減っていきます。
そして最後に、こう考えてみてください。「自分にとっての“本当の幸せ”は、すでに目の前にあるかもしれない」それを見過ごして、幻のような理想を追い続けた先に待っているのは、虚無感と後悔です。
相手があなたを大切に想ってくれているなら、まずはその気持ちを信じてみること重要です。完璧じゃなくても、笑顔になれる日々の積み重ねこそが、“本物の幸せ”をつくっていくのです。

まとめ

以上、この記事では婚活のリアルな悩みについて書かせて頂きました。
婚活において「条件は悪くないのに、なぜか受け入れられない…」という悩みは、誰にでも起こり得るリアルな葛藤です。見た目や匂い、セックスへの温度差、理想と現実のギャップ…。
一見わがままに思える悩みも、実は心が正直に反応している“違和感”です。大切なのは、自分の感覚を否定せず、誠実に向き合うこと。そして、無理をしない形で歩み寄れる関係を見極めることです。
他人との比較ではなく、「あなたが本当に心から安心できる相手」を見つけるために、正直な気持ちにフタをしない婚活をしていきましょう。
