婚活悩み相談ブログ
「とりあえず始めてみた婚活」では、気持ちは動かない
「結婚したほうがいいよ」「そろそろ焦らないと手遅れになるよ」——そんな言葉を、あなたも何度となく耳にしてきたのではないでしょうか。
30代後半になると、周囲はすっかり既婚者だらけ。子どもの話題で盛り上がるママ友たちに囲まれて、自分だけが取り残されたような気持ちになることもあります。
そんな状況で、「そろそろ動かなきゃ」と思って結婚相談所への入会を決意した——けれど…
本当はそこまで結婚に前向きだったわけではない。
結婚という“選択”にワクワクした気持ちがあったわけでもない。

「誰かと出会えば、自然と気持ちが変わるかもしれない」「やってみなきゃ何も分からないし」と、自分を納得させるように婚活をスタートさせたものの、心の奥にはどこか“他人事”のような冷めた感情が残っている…
そして実際にお見合いを重ねてみても、思った以上に心が動かない。プロフィール上は問題がない相手で年齢も収入も常識も、条件的には悪くないのに、でも、会話をしてもどこかぎこちない…
交際に進んでも「次、会いたい」と思えない。気づけば「また会う理由」が見つからないまま、フェードアウト。時間だけが過ぎていく…
あなたは、そんな自分に対して「どうして心が動かないんだろう?」と戸惑いながら、「私って婚活向いてないのかな」「こんなに気持ちが乗らないのはおかしいのかな」と、自分を責めはじめていませんか?

でも、それは“あなたがおかしい”のではありません。むしろ、まだ気持ちが婚活に本気で向いていないだけのこと。焦りや不安といった「外的な要因」から婚活を始めた場合、このように“心が追いつかない”状態はごく自然なことなのです。
たとえば、こんな経験はないでしょうか?
✅交際中も、LINEのやり取りが億劫になりがち。
✅会うたびに「本当にこの人でいいのかな」と疑問が募る。
✅楽しいというより、義務感で会っている気がする。
これらはすべて、あなたの心が「まだ本気になれていない」サインかもしれません。けれど、そのことを素直に認めるのは難しいと思います。
なぜなら、周囲はどんどん結婚している。親からも「そろそろ孫の顔が見たい」と言われる。結婚=幸せという刷り込みが、まだどこかに残っているからです。
そんな中で、「結婚したくないのかもしれない」という本音に気づくのは、まるで“社会のレール”から外れてしまうような不安を伴います。だから、「いや、そんなはずない。私は結婚したいんだ」と自分に言い聞かせて、気持ちが伴わないまま活動を続けてしまう。

でも、ここで大切なのは、「気持ちが乗らない自分」を否定しないこと。なぜなら、婚活は“義務”ではなく、“自分が幸せになるための手段”だからです。
気持ちが動かないまま続ける婚活は、あなた自身を疲弊させます。それだけでなく、相手にも無駄な期待を抱かせてしまい、誰も得をしない時間になってしまう。仮交際を繰り返しても、最終的に「何も変わらなかった」と虚しさだけが残ることだってあるのです。
このような状態が続くと、次第に「またダメだった」「また気持ちが乗らなかった」と、自己否定のループに陥ってしまいます。すると今度は、「これまで費やした時間を無駄にしたくない」という心理が働き、どんどん抜け出しづらくなってしまう。まるで“婚活の沼”です。
けれど、ここで一度立ち止まってほしいのです。
本当にこのままでいいのか?
あなたの気持ちは、どこにあるのか?
「結婚すること」だけが、人生の正解なのか?
婚活を始めた理由が「周りがしているから」だったとしても、それを否定する必要はありません。誰もがそうした“外的要因”で動くことはあります。
ただ、そのまま突っ走るのではなく、どこかのタイミングで「本当にこれでいいのか?」と立ち止まることも、また大切なプロセスなのです。
とくに30代後半になると、「もう後がない」と感じて焦ってしまうかもしれません。でも、結婚は“タイミング”ではなく、“気持ち”が揃ったときにこそ、意味のあるものになるはずです。

気持ちが伴わないままの婚活は、時間だけでなく、心も削ってしまうことになるかもしれません。だから今、心が動かないことを責めるのではなく、「私は本当にどうしたいんだろう?」という問いを、自分自身に投げかけてみてください。
焦りや義務感ではなく、「この人と一緒に生きたい」と心から思える未来を見つけることこそが、あなたにとっての“正解”なのです。
- 「自分が本当に結婚したいのか分からない」「気持ちが乗らない」――そんなときは、まず自分を知ることから始めませんか? 婚活に疲れた今こそ、自分の価値観や望む未来を整理する時間が必要かもしれません。
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どんな人生を望んでいるのかを整理してみる
結婚相談所に入会した理由を自分に問いかけると「もちろん、結婚したいから」、けれど、その言葉を自分自身がちゃんと信じられていたかと言えば、正直なところ少し曖昧かもしれません。
最初の頃は、「このまま一人で歳をとっていくのが不安」「周りがどんどん結婚しているから、私もそろそろ」といった漠然とした焦りが原動力となります。

しかしいざ活動が始まっても気持ちは全然上がらず、それでも「出会いさえあれば、気持ちが変わるかもしれない」と期待していたものの、お見合いをしても、仮交際をしても、心が全く動かずに益々焦ってきます。
「いい人なんだけど、何かが違う」。
「ちゃんと向き合おうと思っているのに、気分が乗らない」。
このモヤモヤを無理に押し込めながら続ける婚活は、正直とても苦しいと思います。ここで、ふと立ち止まって考えてみて欲しいのですが、「私は本当に自分の意思で結婚したいと思っていたのだろうか?」です。
多くの人は、結婚を「当たり前の通過点」として捉えています。学生時代の友人が次々に家庭を築き、SNSに並ぶ幸せそうな投稿を見るたび、「自分もそうならなければ」と焦る気持ちは自然なことかもしれません。

だけど、それは本当に自分の心の声だったのか?周囲の流れに合わせて、自分も動かなきゃと無理していたのではないか?
結婚とは、“幸せになる手段”のひとつであって、決して“幸せの証明”ではありません。だからこそ、誰かに見せるための結婚ではなく、「自分が納得できる人生」を選ぶことが何よりも大切なのです。
🌸 自分に問いかけてみるべき、4つの質問
婚活に疲れてしまったとき、気持ちが乗らないとき──
立ち止まって、自分にやさしく問いかけてみてください。
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私はなぜ、結婚したいと思ったのか?
→ 愛されたい?安心が欲しい?社会的な不安?
理由がわかれば、目指す方向も明確になります。 -
どんな人生を送りたいと願っているのか?
→ 誰かと暮らしたいのか、一人の自由を大切にしたいのか。
理想と現実のギャップを知ることが大切です。 -
パートナーに何を求めているのか?
→ 条件?価値観?それとも心の安定?
譲れないものと、手放せるこだわりの線引きをしてみると見えてきます。 -
結婚しなかった場合、自分はどう生きていきたいのか?
→ 不安?開放感?
どちらに気持ちが傾くかで、あなたの本音が浮き彫りになります。
この問いかけに真摯に向き合ったとき、「実は、私は無理して婚活をしていたのかもしれない」と気づく人もいるかもしれません。けれど、それに気づけたことは決して後退ではありません。むしろ、“本当の幸せに近づくための第一歩”です。
私たちの多くは、「結婚していないと不完全」「結婚こそが幸せ」といった“思い込み”に縛られています。でも、その価値観が必ずしも自分に合っているとは限りません。
たとえば、誰かと暮らすことでストレスが増す人もいます。自由に時間を使えないことに窮屈さを感じる人もいます。そんなタイプの人にとって、一人で生きるという選択肢は、むしろ自然で、充実した生き方になることもあるのです。

誰かと分かち合う人生も素敵だけれど、誰にも合わせずに自分だけの人生を丁寧に積み重ねていくことだって、同じように価値があります。結婚だけが正解ではないと、自分に許可を出してあげることが、人生を楽にする第一歩になります。
- 「やっぱり誰かと人生を歩みたい」そう感じたとき、信頼できるサポートがあれば、あなたのペースで進められます。無理なく、でも確実に前へ進みたいあなたへ――自分に合った結婚相談所を選ぶ一歩を、今ここから。
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決め手がない…と悩んでいる時点で、それがもう答え
全く気持ちが乗ってこない日々が続くと、結婚相談所に入ったことを「間違いだった」と思ってしまうかもしれません。
でも、それは違います。行動してみたからこそ、「私は結婚にそこまで強い願望があるわけじゃない」と気づけたのです。
その気づきは、今後の人生にとってとても重要なヒントです。行動を起こさなければ、ずっと「結婚した方がいいのかな」と迷い続けていたかもしれません。
だから、婚活に気乗りしない自分を責める必要も、途中で止まってしまったことに罪悪感を持つ必要もありません。むしろ、「一歩踏み出した自分」に対して、自信を持っていいのです。

婚活は、成功することよりも「自分の人生を見つめ直す時間」にこそ、本当の価値があるのです。結婚する・しないという答えはどちらでも良くて、自分の本音にたどり着くことが、最大の成果です。
最終的に大切なのは、「周りがどうか」ではなく、「私はどうしたいか」という軸です。たとえ今は「結婚しなくてもいい」と思っていても、それは“今”の選択。半年後、一年後には気持ちが変わっているかもしれません。大事なのは、常に「そのときの自分の気持ちに正直であること」です。
結婚相談所は、ただ結婚をゴールにする場所ではありません。自分と向き合い、未来を考える場所でもあります。「結婚しないといけない」と思って無理を続けるのではなく、「本当にしたいかどうか」を見極めるきっかけとして活用する、そんな柔軟な姿勢で婚活に向き合えたらもっと心が軽くなるはずです。

結婚相談所で活動を続けていると、「いい人だけど、何かが足りない」「悪くはないけど、決め手がない」という違和感に何度も直面します。特に真剣交際へ進むか否かのタイミングでは、この“決め手のなさ”が、途方もない迷いを生み出します。
「条件は満たしているのに、なぜか心が動かない」
「相手に何か欠点があるわけじゃない。でも、未来が見えない」
そんな自分の心に戸惑い、「私の理想が高すぎるのかも」と責めてしまうこともあるかもしれません。ですが、こうした“決め手のなさ”は、実は心の奥底からのサインでもあります。
焦りや不安があるとき、人は“判断”ではなく“妥協”で動いてしまいがちです。たとえば、年齢的な焦りから「これ以上いい人は現れないかも」と思い込んだり、周囲からのプレッシャーに押されて「そろそろ決めないと」と急いだり。
けれど、本当の意味で「この人となら歩んでいける」と思える相手には、明確な決め手がなくても、心が自然に前へ進もうとする感覚があるはずなのです。
よく「迷うということは、答えがNOである証拠」と言われます。でも、婚活においては、それがただの厳しさではなく、“自分の本音に気づかせるヒント”でもあるのです。
たとえば、デート後に心が温かくなるか、それともなんとなく疲れているか。次に会いたいと素直に思えるか、それとも「面倒だな」と感じているか。

このような感覚は、どんな条件やアドバイザーの助言よりも、正直で信頼できる自分の答えです。にもかかわらず、その気持ちに目を背けて「もう少し続けてみたら、何か変わるかもしれない」と交際を継続させてしまうのは、実は大きな遠回りでもあります。
特に婚活では、相手の時間も奪ってしまうリスクがあります。本気で未来を見据えて活動している相手に、なんとなくの不安を抱えたまま関わり続けるのは、思いやりとは言えません。そして何より、自分自身の気持ちにも正直でなくなってしまいます。
「好きになろうとしている自分」と、「実はすでに答えが出ている自分」。その間で揺れている時間ほど、婚活では心をすり減らしてしまいます。
誰かと一緒にいれば、そのうち情が湧いてくるかもしれない――そんな風に「好きになれるかもしれない」と期待するのは自然なことです。
けれど、“いつか好きになれるかも”は、“今は好きではない”という明確な状態を表しています。
結婚は、長い人生を共に歩む選択です。心が動かないまま「慣れ」や「情」に頼って始めた関係が、のちに“我慢の連続”になってしまうことも珍しくありません。だからこそ、「好きになろうと努力する」こと自体が、もう違うというサインなのかもしれないのです。

「この人と別れて、もう他に出会いがなかったらどうしよう」
「誰かと一緒にいたほうが、孤独じゃないから」
「今さら交際を終わらせる勇気が出ない」
こうした“不安ベースの継続”は、幸せを遠ざける原因になります。不安だからといって関係を継続しても、心が満たされることはありません。
結婚を「ゴール」だと思いすぎると、今の交際を終わらせることが“失敗”に感じられるかもしれません。けれど、本当のゴールは「納得のいく人生を築くこと」です。そう考えると、不安から生まれた関係を手放すことは、むしろ自分を守るための賢い選択ではないでしょうか。
まとめ

以上、この記事では結婚したいかわからないままの婚活について書かせて頂きました。
婚活は「とりあえず始めたら何とかなる」と思いがちですが、心が動かない状態では、出会いを重ねても前に進むことは難しいものです。
大切なのは、自分が本当にどんな人生を望んでいるのかを見つめ直すこと。そして、「決め手がない」と感じる相手に無理して合わせる必要はありません。
焦る気持ちに飲み込まれず、“自分の本心”と向き合うことこそ、幸せへの第一歩です。
