婚活悩み相談ブログ
STEP１：仮交際ってなに？本交際との違い
「仮交際ってどういう意味？」「付き合ってるの？それとも違うの？」——結婚相談所に入会して最初に直面するのが、この“仮交際”という制度です。
恋愛経験が豊富な人でも、結婚相談所ならではのルールには戸惑うことがあります。特に、“仮”という言葉に不安を覚えたり、「軽い付き合いなの？」と勘違いする人も少なくありません。
でも実は、この仮交際こそが、結婚相手を冷静に見極めるための重要なステップです。仕組みを正しく理解することで、迷いなく前に進めるようになります。まずは“仮交際”の基本からしっかり押さえておきましょう。
結婚相談所における「仮交際」は、お見合い後に「また会ってみたい」とお互いが希望すれば成立します。この段階では、“友達以上恋人未満”のような関係と考えるとイメージしやすいかもしれません。
最大の特徴は、「同時並行で複数の人と仮交際ができる」という点。これは「遊び」ではなく、あくまでも効率的に“結婚相手としての相性”を見極めるための仕組みです。最初からひとりに絞ってしまうと、視野が狭くなり、自分に本当に合う人を見逃してしまうリスクがあるからです。
ここで多くの人が不安に思うのが、「相手が他の人とも会っていること」。確かに、恋愛感情が少しずつ芽生えてくる段階で、他の人の存在を意識してしまうのは自然なことです。
しかし、それも仮交際のルールのひとつだと理解しておくことが重要。お互いにとっても「まだ最終決定ではない」という共通認識があるからこそ、比較対象を持ちながら冷静に判断できるのです。
では「仮交際」と「本交際」は、どこがどう違うのでしょうか？本交際に進むと、並行交際は終了し、1対1の真剣交際になります。
この段階からは、具体的な結婚の話（いつ頃結婚したいか、住む場所、家族との関係、仕事や家計についてなど）も本格的に話し合っていく時間となります。もちろん、気持ちの温度感もより深まり、お互いが「この人と結婚を考えている」という意識を持つ関係性を築く事が大切です。
この切り替えタイミングがとても大事で、気持ちがまだ追いついていないのに流れで本交際に進んでしまうと、後から違和感が出てきて破局……というケースもあります。逆に、良い関係なのに仮交際のままダラダラ続けてしまうのも、お互いに不信感を抱かせる原因になります。
仮交際期間の理想的な長さは、だいたい1〜2ヶ月。3ヶ月以上続く場合は、どちらかに決断の覚悟が足りないか、または何かしらの迷いがある可能性があります。
“仮”と聞くと軽いイメージを持つかもしれませんが、結婚相談所における仮交際はむしろ真剣そのものです。複数交際が許されているのは、より客観的に相手を見て、自分に合った人生のパートナーを選ぶために必要なプロセスだからです。
感情に流されず、自分自身の「結婚の軸」を持つことが大切です。仮交際は決して遠回りではありません。むしろ、納得いく結婚への最短ルートで、そのスタートラインに、今あなたは立っているという事です。
STEP2：仮交際中にやるべきこと・やってはいけないこと
仮交際が始まった瞬間、「これからどう進めればいいんだろう？」という不安が一気に押し寄せてくるもの。デートはどのくらいの頻度がいいのか？LINEは毎日したほうがいいのか？相手に好意を伝えてもいいのか？
そもそもどこまで踏み込んでいいのか分からず、気を使いすぎて疲れてしまう人も少なくありません。でも、仮交際中こそ自然体で関係を深めるチャンス。ここでは、仮交際中にやっておくべきこと、絶対に避けたいNG行動、そして距離を縮めるコツを徹底解説します。
仮交際で最も重要なのは、「相手をよく知る」ことです。そのために必要なのは“会話”と“時間”。まだお互いをよく知らない状態だからこそ、会う回数ややりとりの頻度が大きく影響します。では具体的に、仮交際中にやるべきこととは？
【やるべきこと①】定期的なデートを重ねる
仮交際中は、週1回くらいのペースで会うのが理想。間が空きすぎると気持ちが冷めてしまったり、「自分に興味がないのかも」と不安にさせてしまうことも。カフェやランチ、軽めのレジャーなど、無理なく会える環境を意識すると、お互いにリラックスして話しやすくなります。
【やるべきこと②】自然な会話で価値観を探る
「どんな休日を過ごしてる？」「家族と仲良い？」といった日常的な話題から、少しずつ価値観を探っていくのがコツ。いきなり結婚観を深堀りするのではなく、相手が話しやすい話題から始めて信頼関係を築いていくことが重要です。
【やるべきこと③】感謝の気持ちはこまめに伝える
デート後やLINEのやりとりの中で、「今日はありがとう」「話せて嬉しかったよ」といった一言があるだけで、相手の印象は大きく変わります。意識的に言葉で気持ちを伝えることが、安心感と信頼感につながります。
一方で、仮交際中にやってはいけない行動もはっきりあります。
【NG例①】結婚の話を急ぎすぎる
仮交際は「見極め期間」です。1回目のデートで「子どもは何人欲しい？」など踏み込んだ話をすると、相手は引いてしまいます。焦らずに、お互いのテンポを大事にすることが本交際への近道です。
【NG例②】他の交際相手の存在を詮索する
「他にも誰かと会ってるの？」というような探りを入れるのはNG。仮交際は複数交際OKのルールなので、そこを責めるのはナンセンス。どうしても気になる場合は、自分の気持ちが本交際に向かっている証拠かもしれません。
【NG例③】返信が遅い・興味がなさそうな態度
LINEの返事が極端に遅かったり、会話中にスマホをいじったりなどの行動は、相手に「自分に関心がないのでは？」と誤解を与えます。無理をする必要はありませんが、思いやりを持った対応は大前提です。
そしてもう一つ大事なのは、「自分の気持ちを確認する時間を持つ」ことです。仮交際中は、相手のことばかり考えがちですが、自分自身が「一緒にいて心地よいか」「尊重されていると感じるか」も冷静にチェックしておきましょう。
仮交際は、相手との「ちょうどいい距離感」を探る旅のようなものです。押しすぎても、引きすぎても関係は前に進みません。大事なのは、誠実さと丁寧さを常に意識しましょう。
自分の気持ちに正直に、相手にも敬意を持って接することで、自然と信頼関係は育まれていきます。仮交際を通じて「また会いたい」と思ってもらえる存在になること。それが、本交際への確かな一歩になるのです。
STEP3：仮交際から本交際に進むための決め手とは？
仮交際を数回重ねると、「この人と本交際に進んでもいいのかな？」「何をもって“決断”すればいいのか分からない…」と、また新たな悩みが湧いてくるものです。
結婚という大きな選択に向かうからこそ、曖昧な気持ちで進んで後悔したくはありませんよね。でも実は、本交際に進むかどうかの判断基準は意外とシンプルです。
「心地よさ」「尊重されている感覚」「価値観のすり合わせ」——この3つの軸に目を向ければ、自信を持って次のステップに進む決断ができるようになります。この章では、仮交際から本交際へ進む際の“決め手”について詳しく解説します。
まず最初に確認したいのは、「一緒にいて心が安らぐかどうか」。ときめきよりも、“自然体でいられる安心感”があるかどうかは、結婚生活において最も重要な感覚です。無理して盛り上げようとしなくても、沈黙が気まずくなく、一緒に過ごす時間にストレスを感じない——そんな相手であれば、将来をともにするイメージが持ちやすくなります。
次に、「自分が尊重されていると感じるか」。会話の中で意見を聞いてくれるか、自分の仕事や趣味を否定せず受け入れてくれるか。
こうした“人としてのリスペクト”があるかどうかは、長期的な関係の満足度に直結します。逆に、軽いモラハラ気質や、無意識のマウントが見え隠れする相手は、たとえフィーリングが良くても要注意です。
そして「価値観のすり合わせができそうか」も重要なポイント。たとえば金銭感覚、家族との距離感、将来の働き方など、お互いの理想や希望を話す機会が少しでもあったかどうかを振り返ってみましょう。
100％一致する必要はありませんが、「違っても歩み寄れそうかどうか」が確認できれば、それは本交際に進む十分な材料になります。
この3つに「YES」と答えられるなら、あなたの気持ちはもう本交際に向かっています。
ただし、「仮交際相手が複数いて迷ってしまう」「決めきれないままズルズル続いている」場合は、仲人やカウンセラーに遠慮なく相談しましょう。第三者の視点から状況を整理してもらうことで、気づかなかった自分の本音や傾向が見えてくることもあります。
さらに、本交際への移行を「相手から言い出してくれるのを待つ」という受け身の姿勢だけではなく、自分からも意思表示することが大切です。仮交際はあくまで「自分が選ぶ」プロセスでもあるのですから。
仮交際から本交際へ進むのは、決して“告白イベント”のような大げさな瞬間ではありません。むしろ、日々の関わりの中で育った安心感や信頼が、「この人となら一緒に歩んでいける」と自然に思えるタイミングが、その決め手です。
不安がゼロになることはなくても、今の自分の気持ちに正直であること。完璧な答えはなくても、「一緒に考えていきたい」と思える相手がいれば、それが“本交際に進むべきサイン”ではないでしょうか。
まとめ
以上、この記事では仮交際の進め方について書かせて頂きました。
仮交際というステップは、恋愛感情に流されず“人生のパートナー”を見極めるための大切な時間です。「制度だから」と身構えず、丁寧に向き合うことで、本当に自分に合った相手と出会える可能性が高まります。
やるべきことを見極め、NG行動を避け、自分の気持ちに正直に。焦らず誠実に向き合えば、仮交際は本交際、そして結婚への確かな架け橋になるのではないでしょうか。
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